デシリアライズ 【deserialize】 デシリアライゼーション / deserialization / 逆シリアル化
実行中のプログラムが扱う複雑な構造を持つデータ集合や、メインメモリに展開されているオブジェクトなどのある瞬間の状態などを、特定のデータ形式や変換規則などに基づいて丸ごと単一のデータ列で表現することを「シリアライズ」(serialize:直列化)という。
シリアライズされたデータはストレージで永続的に保存したり、ネットワークを通じて別のコンピュータに伝送することができる。これを元のオブジェクトやデータ構造などに復元する処理がデシリアライズで、シリアル化されたデータをソフトウェアから呼び出して利用する際に必要となる。
シリアライズ処理とデシリアライズ処理はほぼ必ずセットで定義されており、ある関数やメソッドなどでシリアライズされたデータは、対応するデシリアライズ用の逆変換コードによって復元することができる。形式や処理系によっては「パース」(parse)という表現を用いる場合もある。
(2024.2.9更新)