デシリアライズ 【deserialize】 デシリアライゼーション / deserialization / 逆シリアル化

概要

デシリアライズ(deserialize)とは、シリアライズ処理により一つの文字列バイト列に変換されたデータを、元の複合的なデータ構造オブジェクト復元すること。

実行中のプログラムが扱う複雑な構造を持つデータ集合や、メインメモリに展開されているオブジェクトなどのある瞬間の状態などを、特定のデータ形式や変換規則などに基づいて丸ごと単一のデータで表現することを「シリアライズ」(serialize直列化)という。

シリアライズされたデータストレージで永続的に保存したり、ネットワークを通じて別のコンピュータに伝送することができる。これを元のオブジェクトデータ構造などに復元する処理がデシリアライズで、シリアル化されたデータソフトウェアから呼び出して利用する際に必要となる。

シリアライズ処理とデシリアライズ処理はほぼ必ずセットで定義されており、ある関数メソッドなどでシリアライズされたデータは、対応するデシリアライズ用の逆変換コードによって復元することができる。形式や処理系によっては「パース」(parse)という表現を用いる場合もある。

(2024.2.9更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる