イベントフラグ 【event flag】
概要
イベントフラグ(event flag)とは、コンピュータ上で動作する複数のプログラム間で同期を行う方法の一つで、OSが管理するビット列の特定のビットの変化で状態を伝達するもの。このビット列のことをイベントフラグという。主に組み込みOSで用いられる仕組みで、複数のタスクを協調して動作させたい場合に、OSが管理するビット列を用いて特定の事象(イベント)の発生を伝達する。イベントは「ボタンが押された」などシステム上の何らかの出来事で、プログラム側で任意に設定できる。
イベントフラグは当該機種における符号なし整数型のデータとして表され、多くの場合には32ビットのビット列となる。これを32個のフラグが一列に並んだものとみなし、あるタスクが伝達したいイベントに対応するビットの値を変化させることで、別のタスクにそのイベントの発生を伝えることができる。
(2024.7.26更新)