参照の局所性 【locality of reference】 局所参照性 / 参照局所性
概要
参照の局所性(locality of reference)とは、資源への参照やアクセスが一部分に偏ったり集中すること。また、その度合い。同じ資源が短い時間の間に繰り返し参照される可能性の高さを「時間的局所性」(temporal locality)、ある狭い範囲に存在する資源が集中的に参照される可能性の高さを「空間的局所性」(spatial locality)という。
例えば、CPUが命令を実行する際に参照するメインメモリ上のデータは時間的局所性が高いため、一度読み込んだデータをキャッシュメモリに保存しておくことで、次に必要になった時に素早く読み出すことができ、毎回メモリから読み込む場合よりも大幅に性能を高めることができる。
(2020.3.16更新)