読み方 : れいがい

例外【exception】エクセプション

概要

例外とは、プログラムの実行中に発生する、通常の処理の続行を妨げる特殊な事象のこと。エラーとほぼ同義に用いられるが、両者の区別は言語や処理系によって異なる。
例外のイメージ画像

プログラミングにおける「例外」(exception)は技術用語であり、一般語としての「原則から外れた事例」という意味とは区別される。ファイルが見つからない、ゼロによる除算が行われた、メモリが不足した、ネットワーク接続が途絶したといった特定の処理の失敗のことを意味する。

発生した例外の種類に応じてあらかじめ定めた処理へと制御を移す仕組みを「例外処理」(exception handling)という。多くのプログラミング言語には例外処理のための専用の構文が用意されており、開発時に予見できる例外への対処をプログラム中に記述しておくことができる。

「エラー」(error)との関係については言語や処理系によって異なり、実行前に検出される構文エラーやビルドエラーなどを「エラー」と呼び、実行中に発生する異常を「例外」と呼ぶ場合や、実行中に生じる異常のうち回復可能なものを「例外」、回復不能な致命的なものを「エラー」と呼ぶ場合がある。いずれの定義が適用されるかは、使用する言語や環境によって異なる。

例外は必ずしもプログラムの不具合によって生じるわけではない。利用者による不正な入力や、外部サービスからの予期しない応答、通信障害など、外部要因によって発生することも多い。近年では、例外による処理の中断がコードの構造を複雑にするという理由から、例外の仕組みを採用せず、関数の戻り値としてエラーを表す値を返して呼び出し側で判定させる設計を採る言語も存在する。

(2026.7.1更新)
 

他の辞典等による「例外」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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