トラップ 【trap】
概要
トラップ(trap)とは、罠(を仕掛ける)、落とし穴、騙す、陥れる、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、あらかじめ指定された事象の発生や状態の変化を捉え、自動的に対応する処理を駆動する仕組みをこのように呼ぶことが多い。プログラミングでは、実行時エラーや例外(exception)など特定の状況が発生した際に、その状況を処理するために用意されたサブルーチンなどを起動する仕組みをトラップということがある。その際に呼び出される関数やサブルーチンなど自体のことを指す場合もある。
ネットワークでは、通信機器などに障害や通信量の急増など何らかの変化が発生した際に、そのことを回線を通じて管理コンピュータに通報する仕組みのことをトラップということがある。特に、SNMP(Simple Network Management Protocol)によるネットワーク監視の際に生じるSNMPトラップが有名。
(2019.2.28更新)