コンカチネーション【concatenation】concatenate

別名  :concat/コンカチ

概要

コンカチネーションとは、複数のデータや装置を連結して一体的に扱う操作や機能のこと。文字列やファイルの結合、複数のストレージや回線の一体的運用などを指すことが多い。綴りが長いことから “concat” や “cat” と略記されることも多い。
コンカチネーションのイメージ画像

プログラミングでは文字列の連結をコンカチネーションということが多い。「ABC」と「DEF」を連結して「ABCDEF」を得るように、二つ以上の文字列を前後につなげて一つの文字列を生成する処理である。多くのプログラミング言語では専用の演算子や関数が用意されており、JavaScriptPythonでは「+」演算子PHPでは「.」演算子が文字列連結に使われる。

言語によっては文字列以外の連結をコンカチネーションと呼ぶこともある。JavaScriptの Array.concat() メソッドのように配列やリストなどのデータ構造を結合して一つの集合として扱う処理や、複数ファイルの内容を順に連結して一つにまとめる処理などである。データベースでは複数の列の値を結合して一つの文字列を生成する演算を指す場合もある。

ストレージの分野では、複数の物理的な装置を論理的に連結して単一の広大な記憶領域として扱う構成をコンカチネーションと呼ぶことがある。一つの装置が満杯になると次の装置へ順番にデータを書き込む仕組みであり、データを複数の装置へ同時に分散書き込みする「ストライピング」(striping)とは異なる。処理の高速化には寄与しないが、容量の異なる複数の装置を無駄なく一つの領域にまとめられる。

通信の分野では、複数の回線や周波数チャネルなどを束ねて帯域の広い一つの仮想的な回線として運用する方式をコンカチネーションと呼ぶことがある。これにより大容量のデータを効率よく送受信できるようになる。高速通信や長距離伝送の分野で、複数チャネルを組み合わせる技術に関連して用いられることが多い。

(2026.6.7更新)
 

他の辞典等による「コンカチネーション」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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