ケバブケース 【kebab case】 チェーンケース / chain case

概要

ケバブケース(kebab case)とは、プログラミングなどで英語の複合語やフレーズ(句)、文を一語に繋げて表記する際に、単語間のスペース(空白文字)をハイフン(-)に置き換える方式。ハイフンを文字を貫く串に見立てたのが「ケバブケース」、文字とハイフンが交互に並ぶ様子を鎖に例えたのが「チェーンケース」である。

プログラミング言語などでは要素名にスペース(空白)が使えない場合が多く、変数名関数名などに複数の単語から成るフレーズを用いたい場合には何らかの方法で単語を繋げて記載しなければならない。

その際、“data-ad-slot” のように文字を小文字で揃え、空白文字をハイフンで置き換えるのがケバブケースである。HTMLCSSLispなど要素名の一部として「-」(ハイフン)が使える言語や処理系で用いられる。

一般的なプログラミング言語などの多くはハイフン演算子などととして用い、要素名の一部として用いることができないため、“array_change_key_case” のように空白をアンダースコア(_)に置き換えて繋ぐ「スネークケース」(snake case)が用いられる。

一方、“GetVersionEx” のように各単語の先頭を大文字にして、空白を削除してすべての単語を連結してしまう記法は「キャメルケース」(camel case)と呼ばれる。

(2022.7.20更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる