多重ループ 【nested loop】

概要

多重ループ(nested loop)とは、プログラムの制御構造のうち、処理の繰り返し(ループ)構造の中に別の繰り返し構造が含まれているもの。ループ入れ子(ネスト)構造。

多くのプログラミング言語では、for文while文など一定の条件が満たされている間、指定された範囲の処理を繰り返すループ構文が用意されている。これを利用して、ループ構文の内側に別のループ構文を設けたものを多重ループという。

ループが二重になっている場合、外側のループが一回実行されるたびに、内側のループがすべて実行される。外側をn回、内側をm回ループする場合、内側のループの内部の処理はn×m回実行されることになる。三重ループで外側から順にn回、m回、l回なら、最も内側の処理はn×m×l回実行される。

(2024.2.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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