粒度 【granularity】

概要

粒度(granularity)とは、粉状や粒状、塊状の物体の粒子の大きさのこと。IT分野では、データプログラム、作業工程などの構成単位の粗さ、大きさのことを比喩的にこのように呼ぶ。

例えば、算術演算プログラム設計する際、四則演算をすべて関数を一つ作る場合と、加算、減算、乗算、除算のそれぞれを関数を四つ作る場合とでは、前者の方が関数の機能の粒度が高い(粒が大きい・粗い)、後者は粒度が低い(粒が小さい・細かい)という。

同じように、情報データ、工程、組織などについても、一つの管理単位やまとまりの中に様々な要素が含まれている状態を「粒度が高い」、より小さな多数の構成単位に細分化されている状態を「粒度が低い」という。

(2020.8.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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