コメントアウト 【comment out】

概要

コメントアウト(comment out)とは、プログラムのソースコードなどを編集する際に、特定の箇所をコメント化して一時的に除外すること。あとで復活させるかもしれない内容を消さずにその場で取っておくために行われる。

プログラミング言語やマークアップ言語でコードを記述するとき、すでに記述されたコードを完全に削除するのではなく一時的に無効化して試験などを行いたい場合がある。

そのような場合に当該箇所の前や後にコメント記法を追加してコメント化する(コードとして解釈・実行されなくなる)ことをコメントアウトという。コメント記法を取り除けば再びコードとして復活させることができる。

コメントの開始や終了を指示する記号の組み合わせなどは言語によって異なり、HTMLやXML系マークアップ言語では <-- と --> で囲んだ部分が、CSSやC言語系の記法を採用するプログラミング言語(JavaJavaScriptなど)では /* と */ で囲んだ部分(あるいは//から行末まで)がコメントとなる。

なお、通常はコードの一部をコメントとして外す(out)ことを指すが、注釈を書き入れるなど、本来の意味でコメントを記述することを含めてコメントアウトと呼ぶ人もいる。

(2018.12.7更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。