外部ライブラリ 【external library】

概要

外部ライブラリ(external library)とは、プログラミング言語処理系に標準では付属しないライブラリ。部品化されたプログラムなどが収録されており、開発者が個別に取り寄せて導入する必要がある。

ライブラリにはその言語におけるプログラムの部品化仕様(関数サブルーチンマクロテンプレートクラスオブジェクトなど)に則って実装された様々な機能を持つ部品化されたプログラムが収められている。開発者はライブラリから呼び出すだけで自ら実装することなくその機能を使用することができる。

ライブラリのうち、言語の開発環境に標準で付属するものを「標準ライブラリ」と呼び、言語処理系の開発チーム以外の第三者が開発しているものを外部ライブラリという。言語仕様や標準ライブラリでは提供されない特定用途のための機能や、誰もが必要とする訳ではないがあると便利な機能などが提供される。

言語によってはパッケージ管理システムインターネット上の公式のライブラリ集積・公開サイトリポジトリ)が整備されており、開発環境から簡単な操作で外部ライブラリの検索や取得(ダウンロード)、導入(インストール)などがえるようになっている。そのような仕組みとしてPythonpipJavaScript/Node.jsnpmRubyRubyGems、PerlCPANなどがよく知られる。

(2023.3.27更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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