デッドコード 【dead code】 到達不能コード / unreachable code / 冗長コード / redundant code / デッドロジック
概要
デッドコード(dead code)とは、コンピュータプログラムのうち、決して実行されることがないコードや、実行する意味が無いコードのこと。前者を「到達不能コード」(unreachable code)、後者を「冗長コード」(redundant code)として区別する場合もある。何らかの理由により、実行時にその部分に到達することが絶対に無いことが確定してしまっているコードや、実行しても何も変化がなく、実行結果に何の影響も与えないコードのことをこのように呼ぶ。
通常はあえてデッドコードをプログラム中に作成する意味や必要は無いため、分岐条件の記述の誤りによって到達不能な箇所が生じてしまったり、誤って同じ代入文を繰り返してしまい2回目のコードが無意味化してしまうなど、人為的なミスによって意図せず引き起こされることが多い。
デッドコードが残ったままになるとプログラムサイズや実行時のメモリ所要量が無駄に大きくなったり、後からメンテナンスする際にコードの意味が分かりづらくなるといった問題が起きることがあるため、プログラムの実行自体には影響せず無害であっても取り除くべきであるとされる。
(2022.4.18更新)