メインルーチン 【main routine】

概要

メインルーチン(main routine)とは、あるコンピュータプログラム全体の中で中心となる部分のこと。起動時に最初に実行されるエントリポイントが含まれる。

プログラムはオペレーティングシステム(OS)などによって起動されるが、起動して最初に実行するコードが含まれる部分がメインルーチンとなる。メインルーチンの最後のコードを実行し終えると、プログラムの実行も終了となる(他の箇所で終了することもできる)。

例えば、C言語のプログラムは「main」という関数から実行が開始される仕様になっており、このmain関数がメインルーチンとなる。多くのスクリプト言語ではプログラムの先頭およびそれに続く部分(オブジェクトや関数などの定義に含まれない部分)がメインルーチンとなる。

メインルーチンから呼び出して実行する手続きや関数、メソッドなどのコードのまとまりのことは「サブルーチン」(subroutine)という。サブルーチンの実行が終了すると、メインルーチンの呼び出し箇所に戻り、続きのコードが実行される。

利用者の操作など何らかの指示やきっかけに応じてプログラムが終了する構造にしたい場合には、メインルーチンが終わらないよう終了条件が満たされるまでループし続ける制御構造にすることがある。これを特に「メインループ」(main loop)という。

(2022.12.1更新)