メインルーチン【main routine】
概要

プログラムはオペレーティングシステム(OS)などによって起動されると、あらかじめ定められた箇所からコードの実行を開始する。この最初に実行されるコードを含む部分がメインルーチンである。末尾まで処理が進むとプログラムの実行は終了するが、途中で終了を指示する命令が実行された場合には、最後まで到達せずに終了することもある。
プログラミング言語によってメインルーチンの記述方法は異なる。C言語やJava、Go言語などでは「main」という名前の関数やメソッドがメインルーチンとして定義され、そこから実行が始まる。Pythonをはじめとする多くのスクリプト言語ではプログラムの先頭およびそれに続く部分(クラスや関数などの定義に含まれない部分)がメインルーチンとなる。
メインルーチンから呼び出して実行する手続きや関数、メソッドなどのコードのまとまりのことは「サブルーチン」(subroutine)という。メインルーチンがサブルーチンを呼び出すと、処理の制御は一時的にサブルーチンへ移り、その処理が完了すると呼び出し元のメインルーチンへ戻って続きのコードが実行される。処理を機能ごとに分割することで、プログラム全体を整理しやすくなり、再利用や保守もしやすくなる。
利用者の操作や外部からのイベントなど、何らかの指示をきっかけにプログラムを終了させたい場合には、終了条件が満たされるまでメインルーチンがループし続ける制御構造が用いられることがある。この繰り返しの構造は「メインループ」(main loop)と呼ばれる。GUIアプリケーションやゲームソフトウェア、サーバアプリケーションなど、利用者からの入力を継続的に受け付けるプログラムで広く採用されており、メインループ内では入力の受付や画面の更新といった処理が繰り返され、終了条件が満たされた時点でループを抜けてプログラムが終了する。