共通関数 【common function】

概要

共通関数(common function)とは、プログラム中の複数の箇所で同じ処理をう場合に、これを関数として独立させて呼び出せるようにしたもの。主に手続き型プログラミングで用いられる。

一つのプログラムの中の複数の場所で同じような処理をう場合、同じようなコードをその都度記述するのは手間がかかり、誤りの修正や機能の追加、変更などをう際にも処理が記述されている箇所の数だけ同じ作業を繰り返さなければならない。

このような無駄な重複を避けるため、同じ処理をっている箇所の一つの関数として実装し、その機能が必要な場所には関数呼び出すコードを記述するようにしたものが共通関数である。一度の記述で機能を実装でき、修正や機能追加も容易になる。

プログラムを作成してから重複箇所を共通関数に切り出す場合もあるが二度手間となるため、コードの記述を開始する前にプログラム全体の流れや処理の内容をよく吟味する必要がある。また、共通関数は様々な箇所から共通して呼び出せるようにするため汎用性の高い仕様とする必要もある。

(2024.5.30更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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