動的リンク 【dynamic link】 ダイナミックリンク / 動的リンキング / dynamic linking / ダイナミックリンキング

開発時にはライブラリなどの呼び出し側コードのみを実行ファイルに含め、実行時に呼び出される側のコード本体を含むライブラリなどを連結する。動的リンクにより利用するよう想定・設計されたライブラリファイルを「共有ライブラリ」（shared library）「動的リンクライブラリ」（DLL：Dynamic Link Libary）などという。

一方、開発時に必要なプログラムをすべて連結し、それ単体で実行可能な形式のプログラムファイルを作成する方式は「静的リンク」（static link）「スタティックリンク」という。開発ツールなどに含まれる静的リンクライブラリ（static link libary）を利用する。

様々なプログラムが共通して利用するような基本的なライブラリはオペレーティングシステム（OS）や開発環境などが用意しており、個々のプログラムからは実行時に動的リンクするようになっていることが多い。

これによりプログラムの配布サイズを小さくすることができ、ライブラリ部分だけ更新・修正することも可能となるが、実行時のリンク処理のため性能劣化が生じ、ライブラリの不具合やバージョン不整合により正常に実行できないことがある。

関連用語

拡張子

【filename extension】

Microsoft Excel

【マイクロソフト・エクセル】

OS

【Operating System】

コンパイル

【compile】

ライブラリ

【library】

ランタイム

【runtime】

ソフトウェア

【software】

メモリ

【memory】

アプリケーションソフト

【application software】

ファイル

【file】

ロード

【load】

アドオン

【add-on】

共有ライブラリ

【shared library】

モジュール

【module】

テンプレート

【template】

ビルド

【build】

システム

【system】

.soファイル

【shared object file】

クラウド

【cloud】

実行ファイル

【executable file】