リスナー 【listener】 リスナ

概要

リスナー(listener)とは、聞く人、聞き手、聴取者、聴講生、などの意味を持つ英単語。一般の外来語としてはラジオ(局/番組)の聴取者を意味する用法が有名である。ITの分野では「リスナ」と長音を省略して表記することも多い。

プログラミングの分野では、何らかのきっかけに応じて起動されるよう設定されたサブルーチン関数メソッドなどをイベントリスナー(event listener)あるいは単にリスナーという。例えば、「マウスクリックされると起動するよう指定された関数」のことを「マウスクリックを待ち受けるリスナー」といったように呼ぶ。オブジェクト指向言語では対応付けられたメソッドを持つオブジェクトを指す場合もある。

また、ネットワーク通信を応用したプログラミングでは、コンピュータで常時稼働し続け、外部からの接続要求を待ち受けるプログラムプログラム内部のサブルーチンなどのことをリスナーという。一般的にはソケット通信機能を用いてTCP/IPネットワーク上で着信を受け付けるプログラムを指し、TCPあるいはUDPの特定のポート番号で待機するようオペレーティングシステムOS)のIPネットワーク機能に登録される。

(2019.2.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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