インクルード 【include】 inc

概要

インクルード(include)とは、含めるという意味の英単語で、ITの分野では、コンピュータプログラムなどが外部から別のプログラムデータなどを取り込んで一つにまとめることを意味する。

多くのプログラミング言語処理系では、プログラムソースコードの冒頭などで外部のファイルの位置などを指定することにより、そのファイルに記述された内容を取り込んで一体化する機能を持っており、これをインクルードという。同様の仕組みはプログラミングだけでなく、マークアップ言語設定ファイルの記述などでも用いられる。

モジュールプログラム部品)やコンポーネント関数クラスなどの宣言、マクロ定数などの定義などを取り込むことができ、開発者は外部から提供されたプログラムを取り込んでコード中から呼び出してその機能を利用することができる。

C言語などでは、ライブラリなど実装オブジェクトコードとして提供されている場合でもソースコードから参照して呼び出せるように、関数などの宣言(関数名引数の型などの定義)のみを記述したファイルプログラム冒頭でインクルードする手法が用いられる。このようなインターフェース仕様だけが記されたファイルインクルードファイルinclude file)あるいはヘッダファイルheader file)という。

(2019.1.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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