選択構造 【selection】 分岐構造 / branching
概要
選択構造(selection)とは、コンピュータプログラムの命令実行の流れの一つで、実行時に評価する条件によって、次の命令を実行するか、指定されたメモリ上の位置に移行するか分岐するもの。コンピュータのCPUがプログラムを実行する際、特に指定がなければ命令を先頭から順に実行するが、分岐命令が存在する場合、特定の条件が満たされたらメモリの指定番地に実行位置を変更(ジャンプ)し、以降はそこから順に命令を実行していく。
このような実行制御を「条件分岐」と呼び、プログラムに複雑な処理をさせたい場合は必須の機能となる。一方、条件が満たされる間だけ同じ個所を繰り返し実行する制御構造もあり、「反復構造」あるいは「繰り返し構造」という。
(2025.1.26更新)