ホットスポット 【hotspot】

概要

ホットスポット(hotspot)とは、その場所だけ周囲に比べ特異的に何かが高まっている地点のこと。分野によって具体的な意味は異なり、例えば、犯罪多発地域、高濃度汚染地域、街中で特に人気の場所、などの用法がある。

ソフトウェアの分野では、プログラムコード中で特に実行頻度の高い領域や、プログラム雛形フレームワークなどで開発者が個別に変更可能な箇所などのことをホットスポットということがある。

Wi-Fiスポット

店舗や公共の空間などで無線LANWi-Fi)によるインターネット接続が可能な場所や、そのような場所を提供するサービスWi-Fiスポットというが、これをホットスポットと呼ぶ場合がある。

Wi-Fi通信機能を持ったノートパソコンスマートフォン、携帯ゲーム機で利用でき、街中や旅先で通信料金を気にせず高速なネット接続を享受することができる。

英語圏では “Wi-Fi hotspot” あるいは単に “hotspot” と呼ぶのが一般的だが、日本では「ホットスポット」の名称をNTTコミュニケーションズが商標登録し2002年から自社サービス名として使用したため、一般名としては「Wi-Fiスポット」が定着した。

なお、この商標登録は2008年に無効審決が確定し同社の権利は失効しているほか、同社の「ホットスポット」サービスも2012年に終了(OCN会員向けの「OCNホットスポット」に一本化)している。

(2019.11.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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