マーシャリング 【marshalling】 marshaling

概要

マーシャリング(marshalling)とは、異なる技術基盤で実装されたコンピュータプログラム間で、データの交換や機能の呼び出しができるようデータ形式の変換などをうこと。

プログラミング言語実行環境実行するコンピュータなどが異なるプログラム間では通常、そのままではデータのやり取り、メソッド関数の呼び出しといった連携動作をうことはできない。

マーシャリングでは双方の間を取り持つ専用のソフトウェアなどを用いて、データの受け渡し、データ形式やデータ型の変換、呼び出し規約の共通化などの変換をい、相互運用できるようにする。

また、オブジェクトデータ型を保存や受け渡しのために何らかの共通の表現形式に変換することをマーシャリングと呼ぶことがあり、その場合、受け渡された側が利用可能な形式に戻す操作のことを「アンマーシャリング」(unmarshalling)という。この意味では「シリアライズ」(serialize)「デシリアライズ」(deserialize)とほぼ同義となる。

(2020.9.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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