ステーションモード 【station mode】 STAモード / STモード
概要
ステーションモード(station mode)とは、Wi-Fi機器の動作モードの一つで、端末(無線LAN子機)としてWi-Fiアクセスポイント(AP)に接続するモード。アクセスポイントモード(APモード)やルータモード(RTモード)と切り替えて使用する。Wi-Fi(無線LAN)ネットワークは、中心となるアクセスポイントや無線ルータが外部への回線を持ち、周囲にある端末(ステーション)と無線で交信して端末間や外部とのデータ送受信を行う。
多くのWi-Fi機器はAP(およびルータ)か端末のいずれか片方に役割が固定されているが、一部の機器はAPとしても端末としても動作するようになっており、端末としての動作モードをステーションモードという。ソフトウェアによる設定や筐体側面のスイッチなどでモード切り替えができ、「STA」や「ST」などの略号で示されることもある。
例えば、パソコンのWi-Fiアダプタの一部の機種はAPとして周囲の機器からテザリング接続を受け付けられる(有線LANなどで外部へ中継する)機能を持っており、パソコン本体が外部と通信する際はステーションモード、テザリング時にはAPモードというように切り替えて使用する。
(2023.1.7更新)