ステーションモード 【station mode】 STAモード / STモード

概要

ステーションモード(station mode)とは、Wi-Fi機器の動作モードの一つで、端末(無線LAN子機)としてWi-Fiアクセスポイント(AP)に接続するモードアクセスポイントモード(APモード)やルータモード(RTモード)と切り替えて使用する。

Wi-Fi無線LANネットワークは、中心となるアクセスポイント無線ルータが外部への回線を持ち、周囲にある端末ステーション)と無線で交信して端末間や外部とのデータ送受信をう。

多くのWi-Fi機器はAP(およびルータ)か端末のいずれか片方に役割が固定されているが、一部の機器はAPとしても端末としても動作するようになっており、端末としての動作モードをステーションモードという。ソフトウェアによる設定や筐体側面のスイッチなどでモード切り替えができ、「STA」や「ST」などの略号で示されることもある。

例えば、パソコンWi-Fiアダプタの一部の機種はAPとして周囲の機器からテザリング接続を受け付けられる(有線LANなどで外部へ中継する)機能を持っており、パソコン本体が外部と通信する際はステーションモード、テザリング時にはAPモードというように切り替えて使用する。

(2023.1.7更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる