ネットワークインターフェース 【network interface】
概要
ネットワークインターフェース(network interface)とは、ソフトウェアがコンピュータの通信ネットワーク機能を利用するために必要な通信装置や、オペレーティングシステム(OS)上での装置の利用設定、装置の機能を利用するための呼び出し規約などのこと。ハードウェア自体のことを表す場合は、コンピュータの拡張スロットに装着してイーサネット(Ethernet)などの接続口を追加するNIC(Network Interface Card)のことや、同等の機能を果たすコンピュータ内蔵の通信回路や接続端子、無線LAN(Wi-Fi)に接続する通信回路などのことを指すことが多い。
ソフトウェア側から見たネットワークインターフェースは、コンピュータ内の通信機能を利用するためにOS上に設けられた呼び出し窓口や、その仕様などのことを指す。これは単に通信ハードウェアが存在するだけでは機能せず、適切なデバイスドライバの導入や、IPアドレスなど各種の機能やプロトコル(通信手順)の初期設定を行う必要がある。
仮想NICやループバックインターフェースなど、OSの機能や仮想化技術を利用してソフトウェア的にネットワークインターフェースを構成する場合もあるため、ソフトウェア側から見たネットワークインターフェースは必ずしも実際のハードウェアと一対一に対応するとは限らない。
(2021.7.6更新)