ドロワー 【drawer】 ドロアー

概要

ドロワー(drawer)とは、タンス、引き出し、ズボン下、手形振出人、絵を描く人、製図する人、などの意味を持つ英単語。ITの分野では引き出しに似た仕組みのことを比喩的にこのように呼ぶことが多い。

Androidのドロワー

Androidスマートフォンやタブレットの操作画面で、アプリケーションソフト(アプリ)のアイコンが並んだ一覧画面のことをドロワーという。

Androidのホーム画面にはアプリのアイコンが並んでいるが、ここには決まった数のアイコンしか置けない。ホーム画面の端にある特定のアイコンをタッチ(機種やバージョンによっては上にスライド)すると、すべてのアプリが並んだ一覧画面が現れる。この画面をドロワーと呼ぶ。

ドロワーメニュー (drawer menu)

ソフトウェアの操作画面で、普段は小さなアイコンなどで表示され、必要なときに選択すると大きく開かれて選択項目やアイコンなどの一覧が展開されるようなメニューを「ドロワーメニュー」(drawer menu)という。

普段は画面端にアイコンや取っ手のような細い操作要素として表示される。利用者がタッチしたり画面中心方向にスライドしたりするとアニメーションを伴って領域が拡大あるいはスライドし、表示領域に覆いかぶさるようにメニュー一覧が表示される。不要になったらアイコンに再タッチや逆方向にスライドすると元の小さな表示に戻る。

スマートフォン向けのWebサイトなど画面サイズが限られる環境でよく用いられる。漢数字の「三」のように横線が並んだアイコンで表示されるものは「ハンバーガーメニュー」(hamburger menu)とも呼ばれる。

(2020.1.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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