Lightningコネクタ 【Lightning connector】 ライトニングコネクタ
概要
Lightningコネクタ(Lightning connector)とは、米アップル(Apple)社の携帯機器などで用いられる、通信・充電のためのケーブルおよび端子(コネクタ)の規格。Dockコネクタを後継として2012年のiPhone 5から採用され、以降ほとんどのiOSデバイス(iPhone/iPad/iPod touch)で標準の外部接続端子に採用されている。平たいコネクタに並んだ8つのピンが表裏の両側に接点を持っており(接点は側面にもう一つがあり全部で17)、端子の上下を気にすることなくどちら向きに差し込んでも同じように使用できる。
通信方式としてはUSB 3.0に対応しており、パソコンなどの外部の機器と接続してUSB機器として通信したり、電力を供給して充電することができる。変換アダプタを介してマイクロUSBやHDMI、VGAなどで接続・通信することもできる。
iPhoneなどの製品に付属のLightningケーブルは一方がLightningコネクタ、もう一方がUSBコネクタとなっており、パソコンなどにそのまま接続できるほか、電源コンセントに差し込むUSB充電器も同梱され、コンセントから直に充電することができる。
小型で裏表がないなどの特徴はその後登場したUSB Type-C(USB-C)コネクタにも受け継がれており、2018年モデルのiPad ProではLightningコネクタが廃止されUSB-Cが採用された。
(2019.8.21更新)