センサー 【sensor】 センサ

概要

センサー(sensor)とは、自然現象や対象の物理状態の変化などを捉え、信号やデータに変換して出力する装置や機器。光や音、温度、湿度、気圧、接触、圧力、電気、磁気、距離、速度、加速度、角速度、物質の濃度など、様々な現象や対象に対応するセンサーが存在する。

コンピュータと関わりの深いセンサーとしては、音声を電気信号に変換するマイクマイクロフォン)や、受光素子が受けた光を電気信号に変換するイメージセンサータッチパネルなどで画面への指先の接触を検知する接触センサー、家庭用ゲーム機のコントローラーなどで動きや回転を捉える加速度センサージャイロスコープなどがある。

小型のセンサー機器に外部との通信機能やICチップによる高度な情報処理機能を統合し、データの蓄積や変換など何らかの処理をったり、複数のセンサー素子の情報を統合したり、ITシステムや機器の制御システムと連携する機能を持ったものを「スマートセンサー」(smart sensor)という。

また、電源と無線通信機能を内蔵した小型のセンサー機器を分散して設置し、それら協調して動作させることで、施設や設備の監視・制御や、環境や空間の観測などをなう通信ネットワークを「センサネットワーク」(WSNWireless Sensor Network)という。

(2020.4.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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