OTA 【Over-The-Air】

概要

OTA(Over-The-Air)とは、「無線で」「電波で」といった意味の英語表現で、信号やデータの伝送を無線通信で行うことを有線通信や記憶媒体を用いる方式や状況と対比する際によく用いられる。

スマートフォンタブレット端末などで、ファームウェアオペレーティングシステムOS)、アプリなどの更新のためのデータ受信を無線LANWi-Fi)や移動体データ通信などの無線通信を経由して行うことを「OTAアップデート」というが、これを略してOTAという場合がある。

OTA機能が実装されると、従来はUSBケーブルパソコンに接続したり、メモリーカードなどの記憶装置を通じて端末に移していた更新プログラムなどを、機器単体で無線ネットワークを通じて開発元から入手できるようになる。

導入済みのソフトウェアの更新・修正だけでなく、ソフトウェアの新規入手・導入や、デジタルコンテンツの購入や入手、外部端末やクラウドサービスとのデータや設定情報の同期などについても、無線通信を経由して行うことをOTAと表現することがある。

(2019.3.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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