読み方 : エーユーエックスたんし / オークスたんし / オックスたんし / オキジャリたんし

AUX端子【auxiliary connector】AUX jack

AUX端子とは?

音響機器などが備える入出力端子の一種で、主要な入出力系統とは別に外部機器との音声信号のやり取りのために設けられる補助的な端子のこと。入力専用の「AUX IN」と出力専用の「AUX OUT」が独立している機器のほか、単一の端子を設定や操作で入出力に切り替えて使う機器もある。
AUX端子のイメージ画像

一般的なオーディオ機器には、外部プレーヤーやマイクを接続する「LINE IN」端子と、スピーカーやヘッドフォンへ信号を送る「LINE OUT」端子が備わっている。AUX端子はこれらとは別に追加される形で設けられ、スマートフォンデジタルオーディオプレーヤー、ミキサーといった、本来そのシステムが想定していない外部機器を接続する際に用いられることが多い。

電気的な仕様はLINE INやLINE OUTと同等で、アナログ音声のラインレベル信号を扱う。ただし、マイク入力のように増幅前の微弱な信号を扱う端子とは異なるため、AUX入力にマイクを直接接続しても十分な音量が得られない場合がある。

端子の物理的な形状は機器の用途や規模によって異なる。据え置き型のホームオーディオ機器やAVアンプではRCAピンジャックや直径6.3mmの標準フォーンジャックが採用されることが多く、カーオーディオやポータブルスピーカーなど小型の機器では直径3.5mmのステレオミニジャックが用いられることが多い。市販の変換ケーブルを介することで、異なる形状の端子を持つ機器同士も容易に接続できる。

カーオーディオ機器では、3.5mmステレオミニジャックによる外部音源の接続口を単に「AUX端子」と呼ぶことが定着しており、スマートフォンデジタルオーディオプレーヤーを車載スピーカーで再生する用途で普及している。近年ではBluetoothUSBによる音声伝送が一般化し、AUX端子を省く機器も増えているが、アナログ有線伝送には遅延がなく、圧縮による音質劣化も生じないため、確実な信号伝送が求められる場面では引き続き利用されている。

他の辞典等による「AUX端子」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。