インスタンス化 【instantiation】 instantiate

概要

インスタンス化(instantiation)とは、オブジェクト指向プログラミングで、クラスなどの定義に基づいて実行時にメモリ上に領域を確保し、実際にデータの集合体を生成すること。

クラスオブジェクトがどのような変数(プロパティ)や手続き(メソッド)を持つかを定義した雛形であり、プログラム中で実際にオブジェクトとして扱うにはメインメモリ上に領域を確保して実体化する必要がある。生成されたオブジェクトの実体を「インスタンス」(instance)という。

同じクラスからインスタンス化したオブジェクトは同じプロパティメソッドを持つが、各プロパティに代入されるデータ(値)はそれぞれのインスタンスごとに固有(インスタンス変数の場合)となり、あるインスタンスプロパティを変更しても、同じクラスの他のインスタンスの同名プロパティは影響を受けない。

(2020.1.16更新)

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