ステートレス 【stateless】
概要
ステートレス(stateless)とは、システムが現在の状態を表すデータなどを保持せず、入力の内容によってのみ出力が決定される方式。同じ入力に対する出力は常に同じになる。以前の処理や通信の結果を内部状態として記憶することをせず、毎回の入力のみによって一意に出力が定まるような処理方式を指す。そのようなアプリケーションソフトを「ステートレスアプリケーション」、プロトコル(通信規約)を「ステートレスプロトコル」という。
一方、システム内部に処理や通信によって変化する現在の状態を表すデータなどを保持しておき、入力とともに処理内容に反映させるような方式を「ステートフル」(stateful)という。入力が同じでも内部の状態の違いによって出力は異なる場合がある。
(2020.1.16更新)