バッファリング【buffering】バッファーリング
バッファリングとは?

コンピュータの内部では、CPUや記憶装置、ネットワーク回線など、各装置がデータを扱う速度は大きく異なる。データを送る側と受け取る側の速度が一致しない場面では、速い側が遅い側を待ち続けることになり、処理効率が低下する。この速度差を吸収するのがバッファリングの役割である。バッファにデータを溜めながら処理を進めることで、両者の速度差を目立たないようにすることができる。
動画のストリーミング再生はバッファリングの働きを理解しやすい例である。インターネット経由で動画を視聴する場合、通信速度は常に一定ではなく、一時的に遅くなることがある。そのため、再生ソフトはまず一定量のデータをバッファに蓄積してから再生を開始し、その後も先のデータを読み込み続ける。バッファ内にデータが残っている間は、通信が一時的に滞っても映像は途切れない。視聴中に「バッファリング中」と表示される状態は、再生に必要なデータがまだ十分に溜まっていないことを意味する。
バッファ領域のサイズが大きいほど速度差の吸収力は上がるが、その分メモリなどの資源を多く使う。また、動画再生などの場合には初期にデータを貯める時間が長くなり、利用者にとっては待ち時間が伸びてストレスに感じられることがある。逆に、バッファが小さすぎると溜めておけるデータが少なく、速度差が開くとすぐに枯渇してしまうため、高速な側が頻繁に待たされることになる。
(2026.5.11更新)