ハイドレート 【hydrate】 ハイドレーション / hydration

概要

ハイドレート(hydrate)とは、Webアプリケーションフレームワークの機能の一つで、サーバ側で生成した静的Webページに、クライアント側のスクリプトが操作可能にする処理のこと。

フレームワークを用いるとサーバ側とクライアント側が協調してWebアプリケーションとして機能するWebサイトを作成することができるが、クライアント側に表示するHTMLサーバ側で生成して送信するサーバサイドレンダリングSSRServer-Side Rendering)という手法が用いられることがある。

その場合、Webブラウザ側には静的Webページが引き渡されるため、スクリプト実行を待たずに即座に表示を開始することができる。利用者の待ち時間を削減したり、検索エンジンコンテンツを認識しやすくなる利点がある。

しかし、そのままではアプリケーションとして機能しないため、ブラウザロードされたスクリプトHTMLの構造(DOM)を解析し、ボタンなどの操作要素を検知して適切なイベントハンドラを紐付けていく。この過程をハイドレートと呼び、これが完了するとWebページ動的な仕組みが付け加わって、利用者の操作や入力に反応するようになる。

(2023.5.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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