Java SE 【Java Platform, Standard Edition】 J2SE / Java 2 Standard Edition

概要

Java SE(Java Platform, Standard Edition)とは、プログラミング言語Java」におけるAPIなどの機能セットの標準の一つで、基本的で汎用的な機能をまとめたもの。パソコン向けなどの標準的なJava仮想マシン(JVM)がこの仕様で動作する。

Javaプログラミングう際に言語処理系が提供する機能を呼び出す規約(API)のセットなどが定義されている。パッケージとしてjava.langjava.iojava.netなど言語仕様の中核を占める標準的、基本的な機能が提供されるほか、java.appletjava.rmiなど特殊な用途や環境で必要な機能の一部も含まれる。

開発元の米オラクルOracle)社ではJava SEの仕様に準拠した標準の開発環境JDKJava Development Kit)やJVMを含む標準のプログラム実行環境JREJava Runtime Environment)などを配布しており、パソコンなどに導入して利用することができる。

Javaの機能セットの標準としてはJava SE以外に、サーバや大規模システム向けの機能を追加した「Java EE」(Java Platform, Enterprise Edition)、スマートフォンなど携帯情報機器やデジタル家電組み込み機器向けの機能をまとめた「Java ME」(Java Platform, Micro Edition)などがある。

このような対象ごとに異なる機能セットJava 2で初めて導入されたため、当初は「J2SE」(Java 2 Standard Edition)と呼ばれていたが、バージョン6以降はJava 2の名称が廃止されJavaに戻ったため、これに合わせて「Java SE」と呼ばれるようになっている。

(2019.8.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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