工数 【workload】

概要

工数(workload)とは、ある作業を完遂するのに必要な作業量。一般的には、作業の取り掛かりから完了までに費やした作業時間の積算値で、複数人が従事する場合は各人の作業時間の総和を意味する。

物事を計画的に進めるために作業の実施前に必要な工数を見積もることがあるが、これを時間(期間)で割ると必要な人員の数が定まり、逆に、人数で割ると必要な時間(期間)が定まる。また、工数に一定の係数を掛けて作業にかかるコストや報酬の算定に利用する場合もある。

IT業界では工数を表す単位として、1人が1か月かかる作業量を意味する「人月」が用いられることがある。より細かい単位として「人日」(1人が1日かかる作業量)や「人時」(1人が1時間かかる作業量)がある。組織の人員配置を計画する際などには、1人を1年間従事させる業務量である「人年」を用いることもある。

(2020.7.11更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 令5 問55 平29秋 問40 平28春 問53 平27秋 問44 平22春 問31 平21秋 問30 平21秋 問39 平21春 問48
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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