ワンストップサービス【one-stop service】
概要
ワンストップサービスとは、複数の手続きや用件を一か所でまとめて済ませられる仕組み。利用者が複数の窓口や事業者を渡り歩く手間を省き、一つの場所や窓口で必要なことをすべて完結できるようにしたサービス形態を指す。

語源は英語の “one-stop” で、一度立ち寄るだけで済むという意味合いを持つ。もともとはアメリカのドライブイン型店舗など、車を停めずに複数の用件を処理できる商業形態を表す言葉として使われていた。現在では業種や分野を問わず、手続きの効率化や利便性向上を目的とした幅広いサービスに対して使われる。
行政の分野では、住民票の取得や転入届、各種申請など、従来は複数の窓口を訪れる必要があった手続きを一か所で受け付ける取り組みが広まっている。日本では、マイナンバー制度の普及とあわせて、行政手続きのワンストップ化が推進されてきた。マイナポータルを通じたオンライン申請もその一環であり、複数の省庁や自治体にまたがる手続きを一つの窓口でまとめて行えるようになっている。
ITやビジネスの分野では、システム開発の提案から設計、構築、保守までを一社で請け負うサービスや、預金や投資信託、保険、不動産など複数の金融商品を一つの窓口で扱う総合サービスなどに対してもこの言葉が使われる。利用者にとっては、複数の事業者との契約や調整が不要になるため、時間とコストの削減に繋がる場合が多い。
提供する側にとっては、幅広いサービスをそろえることで顧客との接点を増やし、継続的な関係を築きやすくなる側面がある。ただし、すべてを一社または一窓口でまかなう構造上、提供者の能力に依存する度合いが高まり、それぞれを専門的な窓口や担当者が提供する場合に比べサービス品質にムラが生じやすい難点がある。
関連用語
他の辞典等による「ワンストップサービス」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「ワンストップサービス」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平21修6 問70】 電子政府におけるワンストップサービスの実現と普及のための要件はどれか。
本ページを参照・引用している文書・論文など (外部サイト)
- 同志社大学「同志社グローバル・スタディーズ」第4号「ミッソンダムの建設凍結に見る 中緬関係の変化メカニズム
」(PDFファイル)にて引用 (2014年3月)
- 横浜市「横浜市情報化の基本方針 用語解説
」(PDFファイル)にて引用 (2011年2月)
- 横浜市総務局「横浜市中期4か年計画
」(PDFファイル)にて引用 (2010年9月)