処理系 【processor】

概要

処理系(processor)とは、何らかの信号や符号データ情報などに対して決められた処理をう装置や回路、ソフトウェアシステムなどのこと。プログラミング言語で書かれたプログラムコードを取り扱う「言語処理系」を略して処理系と呼ぶことが多い。

ある特定の形式の信号やデータを与えると、決められた手順に従って加工や変換をったり、内容を解析・解釈して画面に表示したり、含まれるコードが表す挙動を実行したりする装置やソフトウェアなどを総称して処理系という。

対象の種類や形式を冠して「言語処理系」「数式処理系」「データ処理系」のように呼ぶ。物理的な(独立した単体の)装置・機器の場合は「処理装置」のように呼ぶことが多いため、「処理系」と呼ぶ場合は装置内部の回路などのことや、ソフトウェアを指すことが多い。

言語処理系

単に処理系という場合は、プログラミング言語などのコンピュータ言語で書かれたソースコードを解析し、何らかの処理をう「言語処理系」(language processor)を指すことが多い。一般的にはコードを別の形式に変換するプログラムを指し、プログラミング言語の場合はコンパイラアセンブラインタプリタプリプロセッサトランスパイラなどの総称となる。

(2023.1.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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