npm 【Node Package Manager】
概要
npm(Node Package Manager)とは、主にJavaScriptで開発されたプログラム部品(モジュール)を管理するためのパッケージ管理システムの一つ。オープンソースとして公開されている。JavaScriptプログラムに組み込んで機能を追加するパッケージの管理を行うためのシステムで、公開されているパッケージの検索や入手、手元の環境への導入、不要になったパッケージの削除などを行うことができる。
有力なJavaScript実行環境の一つであるNode.jsにおけるパッケージマネージャとして開発され、自身もJavaScriptにより記述されているため、Nodeを導入、実行できる環境であればどこでも動作させることができる。
パッケージの公開・入手場所(npmレジストリ)として標準では npmjs.com を利用し、ここには数十万のパッケージが集積されている。一般に非公開のプログラムを組織内で利用したい場合などに、独自のレジストリを構築して使用することもできる。
初版は2010年にアイザック・シュルーター(Isaac Z. Schlueter)氏らによって開発され、Artistic Licenseに基づいてオープンソースソフトウェアとして公開された。2014年には同氏らによって同名の企業(npm社)が創設され、npmの開発や標準レジストリの運営などを行ってきたが、同社は2020年に米ギットハブ(GitHub)社によって買収された。
(2020.9.26更新)