マニフェストファイル 【manifest file】
概要
マニフェストファイル(manifest file)とは、ソフトウェアを動作させるのに必要となる設定や資源についての情報を記述したファイル。配布パッケージなどにプログラムファイルと共に同梱されることが多い。開発言語や実行環境などによりデータ形式や内容は異なるが、多くはXMLやJSONなどの形式で記述されたテキストファイルとなっており、プログラムの設定や属性などの情報、プログラム中で参照しているコンポーネントやモジュール、ライブラリなどの情報、実行時に必要な外部ファイルなどの情報が記録されている。
よく知られるマニフェストファイルの形式としては、Windowsネイティブアプリ(Win32アプリ)の.manifestファイル、.NET Frameworkのアセンブリマニフェスト、JavaのJARファイルに同梱される「MANIFEST.MF」ファイル、Androidアプリケーションの開発や配布に用いられる「AndroidManifest.xml」ファイルなどがある。
“manifest” とは、明白な、明らかにする、積荷目録、乗客名簿などの意味を持つ英単語で、日本語の外来語としての「マニフェスト」は政党が公表する政権公約などの意味で用いられることが多い。
(2022.12.18更新)