ソースファイル【source file】
概要

ソフトウェア開発において、開発者はプログラミング言語を用いて「ソースコード」(source code)を記述する。このソースコードを保存したテキストファイルがソースファイルである。コンピュータはソースコードをそのままでは実行できないため、コンパイラやインタプリタなどの処理系によって実行可能な形式に解釈・変換される。
コンパイル型言語では、ソースファイルからオブジェクトファイルが生成され、複数のオブジェクトファイルやライブラリをリンカが結合して実行可能ファイルが作成される。ソースファイルの拡張子は言語ごとに慣例が定まっており、C言語では「.c」、C++言語では「.cpp」、Javaでは「.java」、Pythonでは「.py」が用いられる。
ソースファイルという語はプログラミング以外の場面でも使われることがある。動画や音声のフォーマット変換、画像処理、データベースへの取り込み、データ分析といった作業において、変換・処理前の元データを収めたファイルをソースファイルと呼ぶことがある。
例えば、動画エンコードソフトで映像形式を変換する際、入力側の動画ファイルがソースファイルに当たる。これに対し、変換後に生成されるファイルは「デスティネーションファイル」(destination file)や「アウトプットファイル」(output file)などと呼ばれる。この用法では形式を問わず、後続の処理の起点となるファイルであれば広くソースファイルと表現される。
(2026.6.10更新)