リビジョン 【revision】 rev

概要

リビジョン(revision)とは、改訂、改正、補正、改訂版などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ソフトウェアハードウェアの発売・公開後に細かい変更や修正を加えた改訂版のことや、複数の改訂版を識別する通し番号(リビジョン番号)を指すことが多い。「Rev」「rev」などの略号で示されることもある。

ソフトウェア製品は一度完成して発売あるいは公開した後、機能を追加したり、既存の機能を改善したり、性能を向上させたり、不具合を修正するなどして、新しい版として改めて提供することがある。

同じ製品の版のことを一般に「バージョン」(version)という。リビジョンもほとんど同じ意味だが、バージョンの違いが機能や仕様の変更などを含むあらゆる改版を指すのに対し、リビジョンの違いは同じバージョンにおける細かな調整や欠陥の修正といった小幅な更新を指すことが多い。

また、利用者にとって機能などが同一であるものは同じバージョンで提供し、開発側が微調整などのために内部的に改版したものをリビジョン番号で区別するという考え方もある。「バージョン5.0リビジョン8」のように両者を併用する場合もある。

製品に細かな修正を加えた改訂版を発行することを「リビジョンアップ」と呼ぶことがあるが、これは和製英語である。英語ではバージョンの更新と同じように “update” (更新)や “fix” (修正)などの語が充てられることが多い。

(2024.2.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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