チェックイン 【checkin】

概要

チェックイン(checkin)とは、宿泊施設への入館手続き、乗り物への搭乗手続きなどのこと。IT分野では、一部のバージョン管理システム利用者が編集したファイルリポジトリに書き戻す操作をこのように呼ぶことがある。バージョン管理システム(VCS)はファイルを集積場所(リポジトリ)に登録して変更履歴の保存や管理をうが、利用者が編集したファイルリポジトリに書き戻して変更内容を反映させることをチェックインと呼ぶことがある。

VCS管理下のファイルを編集するには、まずリポジトリにある現在の(あるいは特定の過去の版の)ファイルの内容を引き出す必要がある。利用者リポジトリからファイルを取得する操作を「チェックアウト」(checkout)という。

編集後、システムファイルの内容を送信し、リポジトリに新しい版として登録することを請求する操作をチェックインという。編集済みの内容が登録され、他の利用者からも取得できるようになる。この操作はシステムによって呼称が異なり、「コミット」(commit)と呼ぶ方が一般的である。

同時に複数人が編集して更新内容が矛盾することを防ぐため、チェックアウト時にリポジトリ上のファイルロック(他の人が編集できないようにする)して、チェックインにロックを解除する仕組みになっているシステムもある。

(2022.4.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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