ローダー【loader】ローダ
ローダーとは?

コンピュータでは、プログラムやデータは通常ストレージに保存されているが、実際に処理を行うにはメモリへ読み込む必要がある。オペレーティングシステム(OS)に組み込まれたローダーは、利用者がアプリケーションを起動した際に実行ファイルをストレージから探し出し、メモリ上の適切な領域へ配置して実行を開始させる。
ローダーの処理は、単純にデータをメモリへ転送するだけに留まらない場合も多い。OSによる実行ファイルのロード時には、メモリ上のアドレスを調整する再配置処理や、必要な共有ライブラリや動的リンクライブラリ(DLL)を結びつける動的リンクなどを行う。画像ローダーであれば、圧縮データを展開して画素データへ変換し、画面への描画まで一貫して行う。
ブートローダーはコンピュータの起動時に最初に動作し、ストレージ上のOSイメージをメモリへ読み込んで制御を引き渡す。OSが起動する前の段階で実行されるため、ハードウェアの初期化やCPUの動作モード切り替え、起動対象の選択なども行う。Javaなどのオブジェクト指向言語の実行環境で用いられるクラスローダーは、実行時に必要なクラスファイルを動的にメモリへ読み込む。
一般的な外来語としては「ローダー」と表記されるが、IT分野では英語の語尾「-er」の長音符を省略する慣習があり、「ローダ」と記されることも多い。技術文書やソフトウェアの名称では後者の表記が用いられる例も少なくない。