ステータスコード 【status code】

概要

ステータスコード(status code)とは、システムが処理結果や現在の状態を外部に知らせるために発する数字や短い符号。問題発生時にその種類や状態を知らせるものは「エラーコード」とも呼ばれる。

システムに対して外部から問い合わせや処理依頼をした際、また、システムがログなどに動作記録を残す際に用いられるコード体系で、あらかじめ規定された番号などによって現在の状態を知らせる。

エラーコードという場合には異状や問題が発生した際にのみ用いられるコードを指すが、一般にステータスコードという場合は正常な処理結果や状態に対しても「成功した」「正常である」といった内容を表すためのコードが用意されていることが多い。

HTTPステータスコード

Web上のサーバとクライアントの間でデータ伝送に用いられるHTTP(Hypertext Transport Protocol)では十進数3桁のステータスコードが用意されている。サーバからクライアントへ結果や状態を知らせるために用いられ、HTTPレスポンス中のHTTPヘッダの冒頭に記載される。

実際に使用するコードとその意味はHTTPのバージョンが上がるに連れて順次追加されてきている。最上位桁(百の位)がメッセージの種類を表しており、100番台(1xx)は「情報」(Informational)、200番台(2xx)は「成功」(Success)、300番台(3xx)は「転送」(Redirection)、400番台(4xx)は「クライアント側のエラー」(Client Error)、500番台(5xx)は「サーバ側のエラー」(Server Error)を表している。

(2020.10.26更新)

HTTPの用語一覧

HTTPステータスコード一覧

*1 302はHTTP/1.0では「Moved Temporarily」だった。
*2 413はHTTP/1.1では「Request Entity Too Long」、RFC 7231では「Payload Too Long」だった。
*3 414はHTTP/1.1では「Request-URI Too Long」だった。
*4 416はHTTP/1.1では「Requested Range Not Satisfiable」だった。
*5 418は1998年エイプリルフールのジョークRFC 2324で「I'm a teapot」として定義されていた。