コンデンサ 【condenser】 キャパシタ / capacitor

概要

コンデンサ(condenser)とは、誘電体(絶縁体)を挟んで向かい合う二枚の板状あるいは面状の電極によって電荷を蓄えることができる電気部品。英語では “capacitor” (キャパシタ)と呼ぶのが一般的。

電気(電荷)を蓄えたり放出したりすることができる部品で、最も基本的な電子部品の一つとして、電気製品、電子回路などで大量に使われる。大きさや誘電体の違いなどにより様々な種類があり、それぞれ容量や周波数特性などが異なる。

蓄えられる電荷量は極板間に印加する電圧に比例し、比例係数をそのコンデンサの静電容量という。最も単純な平行板コンデンサの場合、静電容量は極板の面積と極板間の絶縁体の誘電率に比例し、極板間の距離に反比例する。静電容量の単位はファラド(F)で、実用上はマイクロファラド(μF)やピコファラド(pF)がよく用いられる。

直流の電流を通さないという特徴があり、電圧を安定させたり、ノイズを取り除いたり、特定の周波数の信号を取り出したりといった用途に用いられることが多い。

(2020.6.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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