系統図法
概要
系統図法とは、物事を系統立てて把握するための作図法の一つで、大きな構成要素から小さな要素へ段階的に枝分かれしていくように描かれた図のこと。左端に主題を置き、その右に複数の大項目を置いて線分で結び、それぞれの大項目の右に複数の中項目を置き…という具合に右に向かって段階的に枝分かれしていくトーナメント表のような形式で項目を整理する。階層の深さが同じ項目群は一列に並ぶように配置する。
目的や対象により様々な場面で使用される。例えば、一つの目的や目標を達成するための手段の段階的詳細化、一つの機能や部品を構成する要素の段階的詳細化、一つの問題の原因を探索するための段階的詳細化などのために用いられる。
製造業では、いわゆる「新QC7つ道具」の一つとして親和図法や連関図、マトリックス図などと共に用いられ、製造現場での課題解決を図るための有力なツールとしてよく知られている。
(2022.2.11更新)