ピボットテーブル【pivot table】

ピボットテーブルとは?

表形式のデータを集計・整理し、視点を切り替えながら分析できる機能。表計算ソフトBIツールに搭載されており、大量のデータから合計値や平均値、件数などを自動的に算出できる。売上記録、顧客一覧、在庫情報、アクセス履歴など、同じ形式で並んだデータを対象に利用されることが多い。
ピボットテーブルのイメージ画像

通常の表では、行や列に並んだ値を目視で確認しながら集計する必要があるが、ピボットテーブルでは指定した項目を行方向や列方向に配置するだけで、自動的に集計表が生成される。例えば、売上データから「地域別の売上額」「商品別の販売数」「月ごとの集計」などを短時間で作成できる。元データを書き換えずに表示形式だけを変更できるため、異なる観点から同じ情報を分析しやすい。

集計に使う項目は自由に組み合わせられる。担当者名を行に、月を列に配置し、売上金額を値として指定すれば、担当者ごとの月別売上表を作成できる。また、条件を絞り込むフィルター機能を使えば、特定の地域や期間だけを対象にした分析も可能である。並べ替えやランキング表示に対応する製品も多い。

ピボットテーブルでは、集計対象となる元データの構造が重要となる。各列に同じ種類の情報が入っており、1行ごとに1件の記録として整理されている必要がある。途中に空白行や異なる形式のデータが混在していると、正しく集計できない場合がある。利用前にはデータ形式を統一しておくことが求められる。

表計算ソフトでは、代表的な機能の一つとして広く利用されている。Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートでは標準機能として搭載されており、専門的なプログラミング知識がなくても扱える。企業では販売管理や経営分析、研究分野では統計整理、教育現場ではデータ学習などに用いられている。

名称の「ピボット」は、軸を中心に回転させる意味を持つ言葉であり、行と列を入れ替えながらデータを見る操作に由来する。固定された表を単に閲覧するのではなく、視点を変えながら情報を整理する考え方を表している。近年では、BIツールクラウド型分析サービスにも標準的な機能として取り入れられている。

他の辞典等による「ピボットテーブル」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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