サプライチェーン 【supply chain】

概要

サプライチェーン(supply chain)とは、原材料や部材の調達、製品の生産、流通や販売など、製品が顧客の手元に届くまでの一連の活動の流れのこと。

例えば、製造業であれば、材料メーカーや部品メーカーから原料や部品を調達し、生産設備で最終製品に加工し、品質検査などを経て出荷、販売拠点へ配送をい、卸売業者や販売代理店、小売業者(あるいは直に顧客)へ販売するまでのプロセス全体を指す。

また、企業間の物品、サービスの供給関係の連鎖をサプライチェーンということがある。例えば、原材料メーカー-部品メーカー-最終製品メーカー-卸売業者-小売店-顧客という流れの中でモノが流通する様子を表し、川の流れになぞらえて原材料に近い側を「上流」、消費者に近い側を「下流」という。

経営管理手法の一つで、一つの製品に関連するサプライチェーンに参加する企業が協力しあい、情報を共有することでビジネスの効率化や最適化を進めることを「サプライチェーンマネジメント」(SCMSupply Chain Management)という。専門的な情報システムを導入してわれることが多く、これを「SCMシステム」という。

(2022.12.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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