ライフサイクル 【life cycle】

概要

ライフサイクル(life cycle)とは、人の誕生から死までの過程を円環状の図で表現したもの。また、転じて、ビジネスの分野で、製品やサービスなどが生まれてから消えるまでの全過程のこと。

製品ライフサイクル (プロダクトライフサイクル/PLC:Product Life Cycle)

製品のライフサイクルといった場合、製品の販売状況の時系列の変化という意味と、ある個体がたどる物理的な過程という意味の2つがあり、どちらを指しているかは文脈から判断する必要がある。

製品の販売状況のライフサイクルは一般的に、導入期(発売)→成長期(販売急増)→成熟期(飽和、頭打ち)→衰退期(販売減)という過程をたどる。製品カテゴリー全体や産業全体がこのような過程をたどることも多い。

衰退期に入っても、名称やパッケージ、内容などのリニューアル、新たな用途や顧客の開拓などによって新たに導入期や成長期を迎える場合もある。定番化したロングセラー製品は成熟期のまま長期間安定的に推移することがある。

製品個体の物理的なライフサイクルは一般的に、(企画→設計開発→)製造・生産→販売→保守運用サポート→廃棄・回収(→リユース・リサイクル)、といった過程をたどる。この過程の全体に渡って最適化や効率化を図るため、各部門が連携して包括的に管理することを「製品ライフサイクル管理」(PLMProduct Life-cycle Management)という。

(2020.4.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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