fsckコマンド 【file system check】

概要

fsckコマンド(file system check)とは、主にUNIX系OSで用いられる標準的なコマンドおよびプログラムの一つで、ストレージ(外部記憶装置)内のファイルシステムの状態を調べたり修復したりするためのもの。

ファイルシステムが健全な状態かを調べ、不整合な状況が見つかったらこれを修復しようと試みる。オプションの指定により検査だけをうこともできる。システムによっては正常に終了・再起動しなかった場合(突然の電源断など)に、次の起動時に自動実行されるよう設定されている場合もある。

修復作業はファイルシステム整合性のある状態に戻そうとするためのもので、その過程で一部のデータファイルが失われることもある。また、装置が物理的には損傷している場合など、修復できない場合もある。修復を試みる場合は読み取り可能なファイルの複製(バックアップ)を取ることが推奨される。

(2020.5.9更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる