fsckコマンド 【file system check】
概要
fsckコマンド(file system check)とは、主にUNIX系OSで用いられる標準的なコマンドおよびプログラムの一つで、ストレージ(外部記憶装置)内のファイルシステムの状態を調べたり修復したりするためのもの。ファイルシステムが健全な状態かを調べ、不整合な状況が見つかったらこれを修復しようと試みる。オプションの指定により検査だけを行うこともできる。システムによっては正常に終了・再起動しなかった場合(突然の電源断など)に、次の起動時に自動実行されるよう設定されている場合もある。
修復作業はファイルシステムを整合性のある状態に戻そうとするためのもので、その過程で一部のデータやファイルが失われることもある。また、装置が物理的には損傷している場合など、修復できない場合もある。修復を試みる場合は読み取り可能なファイルの複製(バックアップ)を取ることが推奨される。
(2020.5.9更新)