chownコマンド 【change owner】

概要

chownコマンド(change owner)とは、UNIX系OSで広く利用されるコマンドの一つで、ファイルの所有者を変更するもの。ディレクトリを指定して配下の全ファイルを一括して変更することもできる。

基本的な書式は「chownコマンド オプション ユーザー:グループ 対象ファイル」で、ファイルは空白で区切って複数指定することができる。ユーザーとグループはいずれか一方のみ指定することができ、グループのみ指定する場合は「:グループ名」と先頭にコロン(:)を入れる。名前でも識別子UID/GID)でも指定できる。

対象にシンボリックリンクを指定する場合、通常は参照先のファイルを対象とするが、「-h」オプションでリンク自体の属性変更を試みる。対象がディレクトリの場合、「-R」オプションで配下のファイルすべてを対象とする。

一般的なシステムでは管理者(rootユーザー)しか実行できないようになっており、一般ユーザーが利用したい場合は管理者に設定してもらいsudo実行することが多い。

(2021.6.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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