wcコマンド 【word count】

概要

wcコマンド(word count)とは、LinuxなどのUNIX系OSで標準的に用いられるコマンドの一つで、指定されたテキストファイルを解析して行数や単語数、文字数をカウントするもの。

引数で指定したファイルを開き、行数改行の数)、空白文字または改行を区切りとする単語数、文字数(正確にはバイト数)を順に表示する。複数のファイルワイルドカード指定も可)を指定すると11ファイルで順に結果を表示し、最後にそれぞれの合計値を表示する。パイプを利用して他のコマンド出力入力とすることもできる。

「-l」オプションで行数のみを、「-w」オプションで単語数のみを、「-c」オプションでバイト数のみを表示させることもできる。Unicode文字列のようなマルチバイト文字が格納されたファイルの場合、「-m」オプションで文字数単位でカウントさせることもできる。「-l」オプションで最長のの長さをバイト単位で表示する。

(2021.10.21更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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